お祓いとは?お祓いの効果や料金・流れをわかりやすく解説

2021年7月16日 法事・法要
お祓いとは?お祓いの効果や料金・流れをわかりやすく解説

お祓いは、よくないことが続いたときや、車・家などの日常的に使用するものを購入したときに行う風習です。一般的に、お祓いをすると前向きな気持ちになれると言われています。そのため、実際にお祓いを行ってもらおうか迷っている人もいるでしょう。

この記事では、お祓いの意味や効果、料金、流れ・服装マナーについて解説します。お祓いしてもらうにあたり、必要となる基礎知識をまとめているため、厄年や厄除けなどでお祓いを考えている人はぜひ参考にしてください。

1.お祓いとは?神社で行われるお祓いの意味

お祓いとは、罪や穢れ(けがれ)などのよくないものを、自分の心身から取り除く行為です。空間を浄化する効果があるとされることから、人物ではなく、特定の場所に対してお祓いを行う場合もあります。身近なお祓いの一例が、厄年に該当する人が行う「厄祓い」です。厄年に関係なく、不幸な出来事が続いた場合や、運気が下がっていると感じた場合、人生の節目などにもお祓いを行います。

中には「お祓いは幽霊を取り除く行為」と捉えている人もいるでしょう。しかし、お祓いの目的はあくまでも心身や空間の「浄化」です。そのため、車や家など、生活と関係が深いものを購入した場合にも、安全を祈願する意味合いでお祓いは行われます。

1-1.「お祓い」と「祈祷」の違い

祈祷とは、神様や仏様に対してお願いごとをする行為です。基本的にはお祓いの後に祈祷が行われます。たとえば、厄祓いを行う際は、まずお祓いによって本人の罪や穢れを取り除き、清らかな状態になってから神職が祝詞を読み上げて神様にお願いごとをします。祈祷には、お祓いのように何かの不浄を除去する意味合いはありません。

つまり、お祓いと祈祷は、行為の対象や目的が違います。祈祷は、お祓いと混同されやすい風習です。お祓いだと思って祈祷に申し込まないよう、お祓いと祈祷の違いを理解しておきましょう。

2.お祓いで得られる効果

お祓いの効果は科学的に立証されていないため、「お祓いをしても意味がない」と思っている人もいるでしょう。確かに、実際にお祓いをしてもらったからといって、目に見えてわかる効果が出るわけではありません。しかし、お祓いによってよくないものが取り除かれると、気分がリセットされて前向きになれる可能性があります。

お祓いしてもらったことをどう捉えるかは、個人の感じ方次第です。ただし、古くから現在までお祓いが慣習として根付いていることは、前向きな気持ちを感じられることの裏付けになると言えます。

お祓いが終わった後は、「浄化されて気分がスッキリした」と、自分自身で感じ取ることが重要です。これまで気分が沈んでいた人でも、お祓いを受けた日から前向きに日常生活を送れるようになるでしょう。

3.神社で行われるお祓いの種類

神社で行われるお祓いの代表例は、厄祓い・車祓い・家のお祓いの3種類です。ここからは、各お祓いの特徴を解説します。

●厄祓い

「厄」は「わざわい」を意味し、厄がとりついていると、災難が降りかかりやすくなると言われています。厄払いは、毎日を安全に過ごすために、心身から厄を取り除く行為です。主に、厄年にあてはまる人や災難が続いている人に行います。災難から身を守る目的で行う「厄除け」とは異なるため、混同しないようにしましょう。

●車祓い

車祓いは、「交通安全」を目的に、購入した車と乗車する自分自身を浄化するために行われます。車を運転する際は、交通事故の危険性と常に隣り合わせであり、どれだけ注意していてもいつ事故になるかはわかりません。車祓いでは、車と利用者からよくないものを取り除くことで、不慮の事故から身を守ります。また、運転にあたって気を引き締めることも、車祓いを行う目的のひとつです。

●家のお祓い

購入した住宅に住む前に、家に住む人がこれから安心安全に暮らせるようお祓いをするケースもあります。特に、中古の住宅は以前に住んでいた人の「よくないもの」が残っているという考えから、お祓いを行う人が多い傾向です。賃貸に住む場合でも、お祓いを行うことはあります。住み始める前に直感的に何かよくないものを感じた際は、お祓いしてもらうとよいでしょう。

●そのほかのお祓い

赤ちゃんの健全な成長を願う「お宮参り」や「商売繁盛」「病気平癒」なども、お祓いに含まれるとする考え方もあります。「交通安全祈願」をはじめ、「必勝祈願」「安産祈願」などもお祓いの一種と捉える人もいます。

4.お祓いするときの金額・費用

お祓いの際には、「初穂料(はつほりょう)」を納めます。初穂料には特に決まった金額がなく、神社やお祓いの種類によっても金額は変わります。3,000円~10,000円が初穂料の相場であるため、金額に迷った場合は5,000円を目安とするとよいでしょう。

そもそも「初穂」とは、その年に初めて収穫された米を指し、もともとは神社への奉納物でした。時代とともに神社へのお供えに米ではなく金銭を用いるようになったことから、昔の名残として初穂料と付けられています。

5.お祓いする際の流れ・服装マナー

お祓いには、特定の流れ・服装マナーがあります。心身を清らかにするお祓いの効果を高めたいときは、神社に行く前にお祓いの流れや服装マナーを押さえましょう。

(1)お祓いの申し込み はじめに、お祓いに申し込みます。申し込み方法は神社によって異なるため、ホームページで事前に確認してください。電話やファックス、または神社で直接申し込む方法が一般的です。
(2)適した服装の準備 申し込みが終わったら、当日までに服を準備します。お祓いでは、礼服やスーツなどのフォーマルな服装を身に着けてください。フォーマルな服がない場合は、暗めで落ち着いたデザインの私服を選びます。神社側から指定があれば、指示の内容に従ってください。
(3)受付 当日神社に着いたら、申し込み内容と照合しながら受付を行い、初穂料を支払います。受付後は、待合室で待機する流れです。なお、神社によっては受付の前に手水舎で手を洗い、口をすすぎます。
(4)祝詞奏上(のりとそうじょう) 自分の番が案内されたら、お祓い開始です。はじめに、神職によって「祝詞」が奏上されます。祝詞とは、神様に対して浄化やお願いごとをするための言葉です。
(5)神楽(かぐら) 次に「神楽」と呼ばれる巫女さんの舞や、鈴によるお祓いが行われます。神楽を行う目的は、場の浄化や神様の引き寄せです。
(6)玉串拝礼 神楽の後は、「玉串」と呼ばれる榊の枝を神様にささげて拝礼します。拍手や礼の数などの具体的な作法は神社によって異なるため、当日に確認するようにしてください。
(7)お札やお守りの授与 お祓いが終わると、神職からお札やお守りが授与されます。お祓いの効果を持続させるために、それぞれ持ち帰ったら、丁寧に保管してください。

上記はあくまでも一般的な流れです。実際に自分がお祓いを受ける際は、神社のホームページなどで正しい流れを確認することをおすすめします。また、お祓いを受ける当日は、礼服やスーツなどのフォーマルな服を着用することを忘れないようにしましょう。神社に行く前に、自宅でシャワーなどを浴びて穢れを持ち込まないようにすることも大切です。

まとめ

お祓いは、自らの心身から罪や穢れを取り除くために行う風習です。科学的根拠は解明されていませんが、お祓いには気持ちをリセットして前向きになれる効果があります。主なお祓いは、厄払いや車祓い、家のお祓いの3種類です。自分が置かれている状況や目的に応じて、希望するお祓いを選ぶとよいでしょう。

お祓いをする際には、特定の流れ・服装マナーがあります。流れやマナーを押さえていないと、お祓いの効果が薄くなる可能性があるため、あらかじめ流れを把握し、最低限のマナーを守りましょう。