家族葬会館そうえん 溝の口

川崎市では高津区在住の方が利用可能な市民葬儀制度があります。
川崎市と提携する「川崎市市民葬儀制度取扱指定店」が取扱う、葬儀一式をセットにした規格料金のプランで、「一般葬」と「火葬式」の2種類の規格をご用意しております。
自治体の要請で行うサービスなので、通常の葬儀と比べて価格もリーズナブルなプランとなっております。

平安会館みぞのくちは、川崎市市民葬の指定葬儀社として葬儀一式を提供いたします。

こちらの規格料金はいずれも各葬儀の必要最低限に近いセット内容となるため、例えば葬祭場や式場の使用料や宗教者をお呼びして葬儀を執り行う、通夜や火葬場での飲食代等、料金に含まれていないサービス等もあります。
料金に含まれていないものでも、追加オプションでご利用いただける場合もございますので、ご利用を検討されている方はぜひ事前に当会館までご相談ください。

なお、制度の詳細については川崎市役所ホームページ内「市民葬儀制度について」や区役所等に設置されている「川崎市民葬儀のご案内」をご覧ください。

川崎市には川崎市高津区にお住まいの国民健康保険の被保険者が亡くなられた場合、葬祭費用の補助として葬祭費が支給される制度があります。
支給金額は亡くなられた方お1人につき50,000円です。

葬祭費申請に必要な書類は、
・故人様の健康保険被保険者証（死亡届出の際に回収されている場合は不要です）
・葬祭費用申請者の本人確認ができるもの（免許証やマイナンバーカードなど）
・葬儀を行ったことがわかるもの（葬祭費の領収書や請求書等）
・葬祭費用の振込先金融機関情報（申請者名義の銀行口座情報：口座振込でのみ支給されます）
申請手続きは故人様が逝去された日から2年以内に行ってください。

なお、上記費用は、企業の厚生年金保険から葬祭費に相当する給付金と重複して受給することはできません。
制度の詳細については、川崎市役所ホームページ内「葬祭費」をご覧ください。

川崎市高津区は、約23万人が暮らす都市型の住宅地です。北側には多摩川が流れ、そこから少し足を延ばすと東京都世田谷区に入ります。一方、南側では横浜市と隣接しており、東京方面・横浜方面どちらにもアクセスしやすいという立地の良さが、高津区の大きな特徴です。
区内には鉄道網が充実しており、その中心となるのが東急「溝の口駅」です。この駅には田園都市線と大井町線が乗り入れており、二子玉川や渋谷方面へ直通でアクセス可能です。さらに、隣接するJR「武蔵溝ノ口駅」からは武蔵小杉や立川方面にもアクセスしやすく、通勤・通学に便利な環境が整っています。
高津区は、静かな住宅街が広がる一方で、多摩川沿いには大手食品メーカーをはじめとする多くの工場や事業所も点在しています。こうした背景から、高津区はベッドタウンとしての人気が高いだけでなく、居住地と職場の両方を区内で完結させるライフスタイルも可能なエリアとなっています。
このように、単身者から子育て世帯、高齢者まで幅広い層にとって暮らしやすく魅力的な地域として、高津区は根強い人気を誇っています。

高津区には特有の葬儀風習はほとんどなく、全国的に一般的とされる形式が主に採用されています。
葬儀の流れとしては、まず通夜が執り行われ、その翌日に葬儀と告別式が続きます。
なお、「葬儀」と「告別式」は同じものと捉えられがちですが、本来は意味が異なります。 葬儀は、僧侶による読経や、他宗教であれば祈りの言葉を捧げるなど、故人の冥福を祈る宗教的な儀式です。
これに対して告別式は、遺族や参列者が故人に最後のお別れを告げる社会的な儀式であり、より個人的な思いを込めた時間となります。
つまり、葬儀は「故人のため」、告別式は「遺された人たちのため」の時間と位置づけることができます。
また、葬儀では故人の信仰していた宗教・宗派が重視される一方で、告別式は宗教色が薄まる傾向にあり、喪主や遺族の意向によって比較的自由な形式で行うことが可能です。

近年、高津区では一般葬よりも家族葬を選ぶ方が増えています。家族葬とは、その名の通り、故人とごく親しい家族や親族のみで執り行う葬儀の形式です。
式の流れは一般葬と同様に、通夜・葬儀・告別式という順序で行われますが、参列者の数が少ないため、遺族の精神的・身体的な負担が軽減されるという利点があります。
例えば、一般葬では友人や職場関係者が参列することが多く、受付での記帳や香典の受け取り、参列者への挨拶対応など、多くの対応が必要となります。これに対して家族葬では、そうした対応が不要なため、遺族は故人との最後の時間により深く向き合うことができます。
また、最近ではJR南武線沿線にも家族葬向けの斎場が整備されており、高津区内からのアクセスも良好です。移動の負担が少ない分、葬儀全体に余裕が生まれ、より穏やかに故人を見送ることが可能になります。