お悔やみの席へ参列する前に
知っておきたい香典に包む金額の相場

2023年8月31日 法事・法要

お葬式へ参列する際に、必ず持参するお香典。
急に必要となる場合も多く、頻繁に用意するものではないので、作法や金額の相場など事前に把握しておきたいものですね。
今月から3回に分けて、必ず押さえておきたい香典についてのマナーについてのコラムを掲載します。

第一回目は、気になるお金のお話。
皆様のお役に立てれば幸いです。

第2回目:知っておきたい香典袋の種類と書き方
第3回目:知っておきたい香典を手渡す際のマナーについて

1.香典に包む金額の相場は?

香典に包む金額は、ご自身の故人との関係性や年齢によって変動します。
例えば、家族や親族に対する目安は20代では1〜5万円程度、30代以上で3万円〜10万円程度が相場になります。

香典の金額相場【親族】

祖父母 兄弟 おじ・おば その他親戚
20代 3〜10万円 1〜2万円 3〜5万円 1〜2万円 5千〜1万円
30代 5〜10万円 1〜5万円 5万円 1〜3万円 5千〜1万円
40代 5〜10万円 3〜5万円 5万円 1〜3万円 5千〜1万円
50代〜 10万円 5万円 5万円 3万円 5千〜1万円

香典の金額相場【友人・知人等】

友人・その家族 知人・その家族 ご近所の方等
20代 5千円 3〜5千円 3〜5千円
30代 5千円 5千円 5千円
40代 5千〜1万円 5千円 5千円
50代〜 5千〜1万円 5千〜1万円 5千〜1万円

香典の金額相場【職場・取引先等】

上司 部下 勤務先社員のご家族 取引先関係
20代 5千円 5千円 3〜5千円 5千円
30代 5千円 5千円 5千円 5千〜1万円
40代 5千〜1万円 5千〜1万円 5千〜1万円 1万円
50代〜 1万円 1万円 1万円 1万円〜

また、相場が地域によって異なる場合もあります。
例えば、関東では職場・取引先関係の香典の金額が比較的高いケースが多いなど、地域の慣習に基づくものもあります。
事前に、その地域の相場感をざっくりと調べておくのも良いでしょう。

なお、実家にお住まいご兄弟やご両親の葬儀の際は香典を包まないケースもあるようです。
学生の方や社会人になってまもない方ですと、相場通りの金額をお包するのが難しいと感じる方も多くいらっしゃるかと思います。
その場合は相場より低い金額でも問題ありません。家族や親戚に、香典の金額について事前に相談してみるのも良いですね。

職場の方や、そのご家族への香典を個別にお渡しする際は、ご自身の上司より高い金額にならないようにしてください。

2.新札の使用は控えましょう

新札は事前に用意していなければなかなか入手することが難しいため、香典を渡すことを前々から準備していた、と捉えられるため香典に包むのには好ましくありません。
もし手元に新札しかない場合は、予めお札を折って香典袋・中袋へ入れるようにしてください。

3.タブーとされる金額は避けましょう

一般的に4と9がつく数字は、「死」と「苦」を想起させるので避けるべきです。
偶数は割り切れることより縁を切ることを想起されるので、失礼と感じられる可能性もあります。
また金額ではありませんが、お札の枚数も割り切れない数(奇数)で用意しましょう。

4.香典の金額が相場より少ない場合

香典に包んだ金額が少なかった場合、葬儀・告別式の後に改めて香典をお渡ししたいと思われる方もいらっしゃるようです。
しかし、実は2回に分けて香典をお渡しすことは、不幸が重なることが想起されるので絶対に避けるべき。
そのため香典を用意する際は、事前に相場を調べ適切な金額をお渡しするのがスマートですね。

ただし、相場よりも大きな金額を包むのもマナー違反。 そもそも香典は、故人に対する供物や急な不幸によるご遺族への支援として、葬儀の際に食料や金銭を渡していたことにルーツを発するものです。
ご遺族の負担になるような金額であると香典返しの心配をかけたり、失礼だと受け取られてしまったりと、あまり良い印象を与えかねません。
また金額が多いことで(お金が重なる=)さらに不幸が重なるとも解釈されるため、縁起も良くないものです。

5.家族葬や一日葬、直葬の場合の香典について

通常の葬儀より小規模で行われる、家族葬、一日葬、直葬。規模を簡略化した葬儀であるため、香典は不要では?とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
通常ご遺族側から香典辞退の案内が無いようでしたら、一般の葬儀と同様の金額を包んでお渡ししてください。

まとめ

お悔やみの場でご遺族に不快な思いをさせないよう、またご自身が恥ずかしい思いをすることがないよう、正しいマナーで香典を包みお悔やみの席に臨みたいものです。